こんにちは、ドリ助です。
ethOS についていくつか記事を書いているのですが、たまに記事についてコメントやメールをいただけて嬉しく思っています。ありがとうございます。
いただいたメールの中で Win, Mac についてはわかるけど、Linux はちょっとというメールをいただいたので ethOS の設定箇所、設定方法がよくわかないってメールをいただいたので、設定ポイントについてまとめてみようかと思います。
ネットワークの設定
まずは、何はともあれネットワークの設定でしょう。静的なものか、動的ななものかは使用しているルーターの設定によりますが、大抵の環境では動的なものでしょう。というわけで、動的なルーターを基準に書きたいと思います。
まずは ethOS の右側のターミナルに以下のコマンドを打ちます。
# sudo gedit /etc/network/interfaces
このコマンドを打つと Win のメモ帳のようなプログラムが立ち上がり、GUI を使った編集保存が出来るかと思います。先頭の
sudo
は管理者権限で実行するというコマンドです。ネットワークの設定には管理者権限が必要なので、書き込む際にはこのコマンドをつける必要があります。
ファイルには以下のように書き込んで、保存します。すると動的ネットワークの設定ができるかと思います。
auto lo
iface lo inet loopback
auto eth0
iface eth0 inet dhcp
モバイルルーターなどで、 USB 経由でネットワークをつないでいる場合は以下のように eth0 の場所を usb0 にして追記してください。
auto usb0
iface usb0 inet dhcp
この後再起動します。再起動を行うと、自動でネットワークがつながるかとおもいます。
設定をしても繋がらないとき
画面の左上に IP アドレスが出るかと思いますが、もし出ないようでしら、ルーターに割り振りをもらう必要があります。 そのときは以下のコマンドを打ってみてください。
# sudo dhclient -v
こちらはルータの DHCP から IP アドレスを取得するコマンドです。
/home/ethos/custom.sh
の中の exit 0
の前の行に以下のように書き込むと、起動時に勝手にやってくれるようになります。sudo dhclient -v
exit 0
local.conf の設定
続いて local.conf の設定を行います。 local.conf は自分のビデオカードによって変わります。 私は GTX 1070 しかもっていないので、その設定を書いておきます。
以下のコマンドで、local.conf を開きます。
# gedit local.conf
<wallet>
には自分の ETH, ZEC の wallet を入れてください。ETH の場合
maxgputemp 85
stratumproxy enabled
proxywallet <wallet>
proxypool1 pool-asia.ethosdistro.com:5001
proxypool2 pool-eu.ethosdistro.com:5001
globalmem 4500
globalpowertune 125
globalfan 75
ZEC の場合
<worker>
には自分の worker 名を入れます。miner <worker> ewbf-zcash
maxgputemp 85
stratumproxy enabled
proxywallet <wallet>
proxypool1 zec-jp1.nanopool.org:6666
proxypool2 zec-asia1.nanopool.org:6666
globalfan 75
globalpowertune 130
globalcore 1900
globalmem 4000
この設定を保存して再起動すると、再起動後5分ほどで、マイニングが始まると思います。正直設定箇所の少なさにびっくりするかもしれません。
以上です。