2017年8月28日月曜日

ethOS のエディター vi と gedit

こんにちはドリ助です。
今日はちょっと conf ファイルを編集する際に使うエディターについて気づいたことを書いてみたいと思います。

私は普段から Linux を仕事で使う環境にいるので、vi というエディターを使うことに抵抗はないのですが、普段 Linux を触らない人にとって vi ってそもそもなによ?という気持ちかと思います。そこで vi について簡単に解説してみようかと思います。

vi というのはコマンドライン環境のみで実行可能なエディターです。コマンドライン環境というのはアイコンやマウス操作がない環境で、Windows ならコマンドプロンプトのみの環境をイメージしてもらえばいいかと思います(マウスが使えない Windows なんてゾッとしますね)。

vi でファイルを編集するときにはコマンドラインで

# vi <ファイルパス>

とコマンドを打ちます。そうするとファイル編集画面に移行します。ただし、vi は操作にかなりクセがあり、慣れるまでは文字を書く事も難しいかと思います。

そこで私は gedit をお勧めします。gedit は Windows のメモ帳に似ており、初めてでも簡単に使えます。ただし、gedit を使うためには ethOS を起動しているマシンに直接モニターを繋げる必要があります。これはコマンドライン環境とは逆のグラフィカルユーザーインターフェイス環境だからです。

gedit で編集したいときは以下のコマンドを打ちます。

# gedit <ファイルパス>

このコマンドを打つと gedit が起動します。

gedit 実行画面

これなら Windows のメモ帳とほぼおなじなので、難しいことを考えずに conf ファイルの編集が可能です。

これで、conf の編集につまづく事が無く設定をいじれるようになると嬉しいです。

2017年8月23日水曜日

ビデオカードの配置について

こんにちはドリ助です。
暑い日が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

ウチではリグが元気に熱を発しており、リグの置いてある部屋は蒸し風呂状態です。ウチでは排熱にお金をかけてないので、リグのためにエアコンなどはつけていません。サーキュレーターのみで排熱をしています。

ところで、たまに他のリグの写真をみるのですが、なぜかビデオカードを一直線にキレイに並べていることが多いように思います。こんな感じで。


1列 x6枚

これだと隣のビデオカードの熱や熱風が隣のビデオカードに伝わって排熱の邪魔になってしまうのではないんかな?と思います。

私のように小規模じゃないからスペースが足りないとかエアコンつけるから関係ないわ〜など理由があるのかもしれません。

またちゃんとラックがあってファンをつける場合、近くにあった方が効率よく排熱できるのかもしれません。

ただ、そうでない場合はビデオカードは離して置いてある方が温度が上がらないように思います。

ウチのリグは以前は1列に並べていたのですが、今では縦に2列にしてビデオカード同士の、間隔を広げています。

2 列 x 3 枚


これだと部屋は蒸し風呂状態ですが、なんとか70℃は行かないで安定しています。夏はこれで乗り切ろうかと思っています。秋が来れば逆に暖房機器として大助かり!早く秋が来て欲しいですね。


以前の1列のときにビデオカード同士の間に手を入れたときの熱風の暑いこと暑いこと。この熱で風呂でもわかせんかなと思ってしまいます。

こんなのとか
積層型熱電変換素子(開発中) | 村田製作所

こんなのが
蓄電・発電機器:熱源に「貼るだけ」で発電するシート、積水化学が2018年度に製品化へ

早く実用化されたら面白いですね。

2017年8月20日日曜日

GTX 1070 x7 @ethOS で EWBF で ZCash マイニング

こんにちは、ドリ助です。

イーサリウムの Difficulty が少しづつ上がってきて、少し効率が落ちてきたように思います。(マイニング暦1週間程度の人間がなにいってんのか。。)

 週単位の Difficulty のグラフをみるとそこまででもありませんが、月単位のグラフを見てみると右肩上がりなのがわかります。


nanopool のイーサリウムの1週間の Difficulty
nanopool のイーサリウムの1ヶ月の Difficulty


私は新参も新参なので、この Difficulty を上げている要因の一人です。スイマセン。。。
今後勝手にイーサリウムの Difficulty が下がることはないとは思います。イーサリウムの価格が Difficulty 以上に右肩上がりなら問題ないのですが、リグを立ち上げたばっかりでいろいろやってみたいお年頃。ZCash を狙ってみることにします。ZCash の Difficulty を見てみると。。。。

nanopool の ZCash の1ヶ月の Difficulty

あんまり変わってないので安定して掘れそうな気がします。

さて、私の環境は Geforce なのですが、GeForce で ZCash を掘るには EWBF が効率が良いようです。他ソフトより 1 - 2% 違うらしい?

私の OS の ethOS には当然のように EWBF が入っています。さすが ethOS。マイニングに特化してるだけあります。あとはちょちょいと local.conf をいじってやれば OK です。

以下が私の Zcash 用の設定です。ethOS の local.conf を以下に書き換えてやれば OK です。

local.conf

# zcash for geforce
miner <あなたの ethOS rig 名> ewbf-zcash
# rig 名は ethOS の左上にある rig xxxxxx って英数字です
maxgputemp 85
stratumproxy enabled
proxywallet <あなたの zcash の wallet>
proxypool1 asia1-zcash.flypool.org:3333
proxypool2 cn1-zcash.flypool.org:3333

globalfan 90
globalpowertune 125
globalcore 1900
globalmem 4652

この config は玄人志向の GTX 1070 用にチューニングしたものなので、他のメーカやのものなら、もっといい値で安定動作するかもしれません。試してみたところ globalcore はかなり影響します。globalmem はそんなに影響しません。他の型番のものだともっといい値がありそうです。

実際に動かし始めて少したってからここにアクセスするといつでも実行中の動きを見れます。
https://zcash.flypool.org/miners/<あなたの zcash の wallet>

さて、設定してから再起動して動かしてみると。。。

Zcash 6GPU


6GPU しか動いてない。。。

なんでやねん。。。。ワイは 7GPU やっちゅーねん。

いろいろと調べてみると、ここ でデフォルトは 6GPU だぜと言っておられる。
miner.cfg の cuda_device に 6 を intensity に 64 を追加すれば解決さ!とのこと。

おいおい、、ethOS で config ってどこよ?ととりあえず下のコマンドを打ってどういう処理が動いているのか確認してみる。


/home/ethos # ps aux | grep ewbf
すると
/opt/miners/ewbf-zcash/ewbf-zcash --config /var/run/ethos/ewbf-zcash.conf

ほほぅなんとなくそれっぽいファイルを発見。こいつをいじればいいようだ。

/var/run/ethos/ewbf-zcash.conf

ここの internsity に 64 を追加して cuda_devices に 6 を追加して再起動してみるも変わらない。なんでだ??どうやら、この conf は毎回起動後に作られる模様。。。。

その後似た内容のファイルを探してみるとようやく大本になる conf 発見

/opt/ethos/etc/ewbf-zcash.conf



ここの cuda_devices と intensity の項目をそれぞれ

cuda_devices 0 1 2 3 4 5 6

intensity    64 64 64 64 64 64 64

にして再起動すると、、、、

Zcash 7GPU

と無事 7GPU で動かすことができました。キャッホー!
3kHash か。うむ、なかなかいいではないか。(この値がいいかはあんまりわかってません。笑)

9 GPU とかお持ちの方は cuda_devices と intensity の部分をそれぞれ追加して

cuda_devices 0 1 2 3 4 5 6 7 8

intensity    64 64 64 64 64 64 64 64 64

とかにすると動くかと思います。

私の環境は 7GPU なので、それぞれ1つづつ追加するだけですみました。

ちなみに intensity は電力です。
1 にすると私の環境ではリグ全体で 1.2kw から 950w 程度まで落ちました。温度もやはり電力に比例するので、まぁ夏場は少し抑え目のほうがいいのかもしれません。
ただ、Hash も 300Hash x7 くらいに落ちたので、Hash が落ちずに電力が上がらない値を探してみると 32 程度だったので、intensity は 32 にしています。
これだと 1.05kW  で 430Hash x7 くらいです。64 だともう少しいったのですが、1.20kW くらい電気がいったので、少し落としました。
また、local.conf の globalcore ももう少しあげれば Hash は改善されるのですが、ちょいちょい落ちてしまったので、やめました。私の GTX 1070 は玄人志向のものなのですが、もっとお高い GTX 1070 ならもっとオーバークロック耐性があり上を狙えるかもしれません。

[追記 2017/10/09]
 * この不具合は ethOS 1.2.4 で修正されたようです。詳細はこちら

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2017年8月12日土曜日

マイニング開始!

やったりました。
初めてのリグです。(マイニング専用 PC のことをリグというそうです。)
感動。



マザーボード : H110 Pro BTC+
ビデオカード : GeForce GTX 1070 x7
電源 : 750w x1 + 650w x3
OS : ethOS
CPU : Celeron (一番安いヤツ)
Mem : 4GB (一番安いヤツ)
ハードディスクはナシで USB メモリで代用です。

自作 PC は久しぶりだったので、いくつかトラぶりました。

  • CPU の電源をさしてなくてはじめ動かなかった。。。ATX12VI ってところに指すようです。
  • このマザーボードはマイニング用なだけあってマザーボードだけで電源を入れられること。(スイッチが要らないため無駄な買い物になってしまった。)
  • モニタに VGA がなく、DVI-D しかなかった。。結局昔買った GeChic とかいうメーカの ON-LAP という USB から電源とるタイプのモニタが HDMI 端子をつなげるので DVI-D から HDMI に変換して使ってます。
  • はじめ Linux Mint で動かそうと思ってたのですが、ビデオカードに同梱のドライバが Windows にしか対応してなかったため、やめちゃいました。ソースからコンパイルして動くかわからなかったのと、HDMI <-> DVI-D の変換端子買うのに手間取って時間が結構過ぎてたので、実績ある ethOS を選択しました。まぁ個人的に大正解です。笑 (そのうち追加で Linux Mint で組みたいなぁ。。。)

完全に乗り遅れた感はありますが、どこまで楽しめるかやってみたいと思います。