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2018年1月28日日曜日

nanopool で email をちゃんと設定する方法

こんにちは、ドリ助です。
以前こちらの記事で、Zcash での nanopool, flypool の払い出し量の変更方法についての記事を書きました。 nanopool では、メールアドレスを払い出し量変更のためのパスワードとして使っており、 そのときは、結局メールアドレスをちゃんとセットすることはできなかったのですが、まぁ問題なく払い出し量の変更はできたので、気にしていませんでしたが、ちゃんと先日 offline 通知のためにメールアドレスの設定をしたいという方のコメントをいただいてちゃんと調べてみました。
一応メールアドレスのセットは出来るようになったのですが、いくつか問題が残っています。
  1. 不通にならないとメール飛ばないこともあり、確認していません。
    • ただしこれはメールアドレスで払い出し量が変更できたので、まぁ問題なく出来るかと思います。
  2. ethOS のシステムを変更していること。
    • 結構コアなところをいじっているので version up のタイミングで、この設定が元に戻る可能性があります(私は 1.2.7 で行いました)。
    • また保障が一切できません。まぁ一応無事に動いているので大丈夫かとは思いますが。w

やり方

まず ewbf-zcash の仕組みとして ethOS で ewbf-zcash を使うときは config ファイルを用意してそれを読みこんでいるようです。その config ファイルは↓です。
/var/run/ethos/ewbf-zcash.conf
また nanopool のヘルプを見ると、user には wallet.worker/mailaddress とかけば OK のようです。
あとは config をどうやって作っているかわかればどうにかなりそうです。
で、この config ファイルを作ってるプログラムを探してみると以下のファイルが見つかりました。
/opt/ethos/lib/minerprocess.php
です。php と拡張子がついているので、php 言語なのでしょう。まぁ正直 php はさっぱり触ったことないですが、大体で読み進めていくと、488 行目に以下のような文がありました。
488 行目
$config_string = $config_string . "\n[server]\nserver " . $pool_split[1]     . "\nport " . $pool_split[2] . "\nuser " . $proxywallet . "." . $worker . "\npass " . ${'poolpass'.$i} .     "\n";
この文は↓の [server] の設定に書いてある箇所と同じです。
/var/run/ethos/ewbf-zcash.conf
そこで以下の用に書き換えました。どうやら wallet + .worker にしているようです。 そこで488 行目は // でコメントアウトして 489 行目はを以下のように変更しました。
//488 行目
//$config_string = $config_string . "\n[server]\nserver " . $pool_split[1]     . "\nport " . $pool_split[2] . "\nuser " . $proxywallet . "." . $worker . "\npass " . ${'poolpass'.$i} .     "\n";
//489 行目
$config_string = $config_string . "\n[server]\nserver " . $pool_split[1] .     "\nport " . $pool_split[2] . "\nuser " . $proxywallet . "\npass " . ${'poolpass'.$i} . "\n";
そして保存して local.conf 側の wallet は以下のようにして保存しました。
proxywallet <自分の wallet>/<自分の mail address>
worker も入れるなら以下でしょうか。ちょいこちらは試してないです。
proxywallet <自分の wallet>.<自分の worker>/<自分の mail address>
再起動させると無事 config が反映され、一定時間立つと自分の mail address での払い出し量の変更が出来るようになりました。
これでおそらく切断時のメールも飛ぶでしょう。ってかどの設定を反映させたときかかわかりませんが、この実験してるときに切断のお知らせメールが来ました。
もう少し検証が必要そうですが、取り急ぎ。
以上です。

2017年9月4日月曜日

[ethOS] ZCash で nanopool, flypool での払い出しの量の変更方法

こんにちはドリ助です。
私は普段 nanopool を使って ZCash をマイニングしているのですが、他の pool もためしてみたいなと思ったときがあり、flypool を試してみたことがありました。

その際にまぁかなりセコい話なのですが、急にストップすると少しだけ残高が pool 側に残ってしまってもったいないなと思い、pool の払い出しの量の変更方法を調べました。以下やり方です。

pool の自分のウォレットのページ Settings という箇所があるので、そこから mail address と IP アドレス(flypool) を入れる必要があります。

通常の Windows でつなげている方ならもしかしたら、mail アドレスは自分で設定して使っているかと思うので、何も気にすることはないだろうと思います。

しかし、ethOS ではmail アドレスを設定する箇所はありません。
さらに、proxy ソフトを使って高速化しているだろうためソフトが直接つないでるわけでもないため、さらにややこしい状況です。

そこで nanopool の場合は、local.conf の wallet を以下のように変更します。

# nanopool
proxywallet <あなたの wallet>.<worker 名>.<mail@hoge.com>

<mail@hoge.com> にはあなたの自分のメアドを入れて下さい。<worker 名> は ethOS の左上にある 6 文字の英数字です。

nanopool でメールアドレスに <mail@hoge.com> を入れて設定してみると反応してくれません。どうやらこれだけでは足りないようで。実行中の設定ファイル↓を見てみると

/var/run/ethos/ewbf-zcash.conf

こんな感じになってないでしょうか??

[server]
server zec-asia1.nanopool.org
port 6666
user <あなたの wallet>.<worker 名>.<mail@hoge.com>.<worker 名>
pass x

メアドの後ろに変な文字がある。。。。何でや。。
気をとしなおして nanopool のメアドとして <mail@hoge.com>.<worker 名> と入れることで無事変更することができました。

flypool ではメアドより public IP が正確なことが必要なようです。メアドはそのまま自分のメアドを入れられるかと思います。
public IP は ここ から調べましょう。ここをクリックすると今使ってるネットワークの public IP がわかります。

どうですか?いけましたでしょうか?

最後に1粒残さず pool からウォレットに回収するための手順です。

  1. 最低払い出し額よりかなり多めに払い出し額を設定する
  2. 最低払い出し額より多くなってからマイニングをストップさせる
  3. 1日待つ
  4. 払い出し額を最低払い出し額に変更する
  5. しばし待つとすべて pool から払い出されているはず。
3の一日待つが地味に重要です。pool では何時間かの平均でその worker への支払いを計算しているようなので、止めてからも少しの間支払いが続きます。それが完全に終わるのを待つために1日待つというわけです。これで余さず pool からコインを回収できます。


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2017年8月20日日曜日

GTX 1070 x7 @ethOS で EWBF で ZCash マイニング

こんにちは、ドリ助です。

イーサリウムの Difficulty が少しづつ上がってきて、少し効率が落ちてきたように思います。(マイニング暦1週間程度の人間がなにいってんのか。。)

 週単位の Difficulty のグラフをみるとそこまででもありませんが、月単位のグラフを見てみると右肩上がりなのがわかります。


nanopool のイーサリウムの1週間の Difficulty
nanopool のイーサリウムの1ヶ月の Difficulty


私は新参も新参なので、この Difficulty を上げている要因の一人です。スイマセン。。。
今後勝手にイーサリウムの Difficulty が下がることはないとは思います。イーサリウムの価格が Difficulty 以上に右肩上がりなら問題ないのですが、リグを立ち上げたばっかりでいろいろやってみたいお年頃。ZCash を狙ってみることにします。ZCash の Difficulty を見てみると。。。。

nanopool の ZCash の1ヶ月の Difficulty

あんまり変わってないので安定して掘れそうな気がします。

さて、私の環境は Geforce なのですが、GeForce で ZCash を掘るには EWBF が効率が良いようです。他ソフトより 1 - 2% 違うらしい?

私の OS の ethOS には当然のように EWBF が入っています。さすが ethOS。マイニングに特化してるだけあります。あとはちょちょいと local.conf をいじってやれば OK です。

以下が私の Zcash 用の設定です。ethOS の local.conf を以下に書き換えてやれば OK です。

local.conf

# zcash for geforce
miner <あなたの ethOS rig 名> ewbf-zcash
# rig 名は ethOS の左上にある rig xxxxxx って英数字です
maxgputemp 85
stratumproxy enabled
proxywallet <あなたの zcash の wallet>
proxypool1 asia1-zcash.flypool.org:3333
proxypool2 cn1-zcash.flypool.org:3333

globalfan 90
globalpowertune 125
globalcore 1900
globalmem 4652

この config は玄人志向の GTX 1070 用にチューニングしたものなので、他のメーカやのものなら、もっといい値で安定動作するかもしれません。試してみたところ globalcore はかなり影響します。globalmem はそんなに影響しません。他の型番のものだともっといい値がありそうです。

実際に動かし始めて少したってからここにアクセスするといつでも実行中の動きを見れます。
https://zcash.flypool.org/miners/<あなたの zcash の wallet>

さて、設定してから再起動して動かしてみると。。。

Zcash 6GPU


6GPU しか動いてない。。。

なんでやねん。。。。ワイは 7GPU やっちゅーねん。

いろいろと調べてみると、ここ でデフォルトは 6GPU だぜと言っておられる。
miner.cfg の cuda_device に 6 を intensity に 64 を追加すれば解決さ!とのこと。

おいおい、、ethOS で config ってどこよ?ととりあえず下のコマンドを打ってどういう処理が動いているのか確認してみる。


/home/ethos # ps aux | grep ewbf
すると
/opt/miners/ewbf-zcash/ewbf-zcash --config /var/run/ethos/ewbf-zcash.conf

ほほぅなんとなくそれっぽいファイルを発見。こいつをいじればいいようだ。

/var/run/ethos/ewbf-zcash.conf

ここの internsity に 64 を追加して cuda_devices に 6 を追加して再起動してみるも変わらない。なんでだ??どうやら、この conf は毎回起動後に作られる模様。。。。

その後似た内容のファイルを探してみるとようやく大本になる conf 発見

/opt/ethos/etc/ewbf-zcash.conf



ここの cuda_devices と intensity の項目をそれぞれ

cuda_devices 0 1 2 3 4 5 6

intensity    64 64 64 64 64 64 64

にして再起動すると、、、、

Zcash 7GPU

と無事 7GPU で動かすことができました。キャッホー!
3kHash か。うむ、なかなかいいではないか。(この値がいいかはあんまりわかってません。笑)

9 GPU とかお持ちの方は cuda_devices と intensity の部分をそれぞれ追加して

cuda_devices 0 1 2 3 4 5 6 7 8

intensity    64 64 64 64 64 64 64 64 64

とかにすると動くかと思います。

私の環境は 7GPU なので、それぞれ1つづつ追加するだけですみました。

ちなみに intensity は電力です。
1 にすると私の環境ではリグ全体で 1.2kw から 950w 程度まで落ちました。温度もやはり電力に比例するので、まぁ夏場は少し抑え目のほうがいいのかもしれません。
ただ、Hash も 300Hash x7 くらいに落ちたので、Hash が落ちずに電力が上がらない値を探してみると 32 程度だったので、intensity は 32 にしています。
これだと 1.05kW  で 430Hash x7 くらいです。64 だともう少しいったのですが、1.20kW くらい電気がいったので、少し落としました。
また、local.conf の globalcore ももう少しあげれば Hash は改善されるのですが、ちょいちょい落ちてしまったので、やめました。私の GTX 1070 は玄人志向のものなのですが、もっとお高い GTX 1070 ならもっとオーバークロック耐性があり上を狙えるかもしれません。

[追記 2017/10/09]
 * この不具合は ethOS 1.2.4 で修正されたようです。詳細はこちら

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