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2018年2月24日土曜日

はじめての ethOS

こんにちは、ドリ助です。
ethOS についていくつか記事を書いているのですが、たまに記事についてコメントやメールをいただけて嬉しく思っています。ありがとうございます。
いただいたメールの中で Win, Mac についてはわかるけど、Linux はちょっとというメールをいただいたので ethOS の設定箇所、設定方法がよくわかないってメールをいただいたので、設定ポイントについてまとめてみようかと思います。

ネットワークの設定

まずは、何はともあれネットワークの設定でしょう。静的なものか、動的ななものかは使用しているルーターの設定によりますが、大抵の環境では動的なものでしょう。というわけで、動的なルーターを基準に書きたいと思います。
まずは ethOS の右側のターミナルに以下のコマンドを打ちます。
# sudo gedit /etc/network/interfaces
このコマンドを打つと Win のメモ帳のようなプログラムが立ち上がり、GUI を使った編集保存が出来るかと思います。先頭の sudo は管理者権限で実行するというコマンドです。ネットワークの設定には管理者権限が必要なので、書き込む際にはこのコマンドをつける必要があります。
ファイルには以下のように書き込んで、保存します。すると動的ネットワークの設定ができるかと思います。
auto lo
iface lo inet loopback

auto eth0
iface eth0 inet dhcp
モバイルルーターなどで、 USB 経由でネットワークをつないでいる場合は以下のように eth0 の場所を usb0 にして追記してください。
auto usb0
iface usb0 inet dhcp
この後再起動します。再起動を行うと、自動でネットワークがつながるかとおもいます。

設定をしても繋がらないとき

画面の左上に IP アドレスが出るかと思いますが、もし出ないようでしら、ルーターに割り振りをもらう必要があります。 そのときは以下のコマンドを打ってみてください。
# sudo dhclient -v
こちらはルータの DHCP から IP アドレスを取得するコマンドです。
/home/ethos/custom.sh の中の exit 0 の前の行に以下のように書き込むと、起動時に勝手にやってくれるようになります。
sudo dhclient -v

exit 0

local.conf の設定

続いて local.conf の設定を行います。 local.conf は自分のビデオカードによって変わります。 私は GTX 1070 しかもっていないので、その設定を書いておきます。
以下のコマンドで、local.conf を開きます。
# gedit local.conf
<wallet> には自分の ETH, ZEC の wallet を入れてください。

ETH の場合

maxgputemp 85
stratumproxy enabled
proxywallet <wallet>
proxypool1 pool-asia.ethosdistro.com:5001
proxypool2 pool-eu.ethosdistro.com:5001
globalmem 4500
globalpowertune 125
globalfan 75

ZEC の場合

<worker> には自分の worker 名を入れます。
miner <worker> ewbf-zcash
maxgputemp 85
stratumproxy enabled
proxywallet  <wallet>
proxypool1 zec-jp1.nanopool.org:6666
proxypool2 zec-asia1.nanopool.org:6666
globalfan 75
globalpowertune 130
globalcore 1900
globalmem 4000
この設定を保存して再起動すると、再起動後5分ほどで、マイニングが始まると思います。正直設定箇所の少なさにびっくりするかもしれません。
以上です。

2017年8月20日日曜日

GTX 1070 x7 @ethOS で EWBF で ZCash マイニング

こんにちは、ドリ助です。

イーサリウムの Difficulty が少しづつ上がってきて、少し効率が落ちてきたように思います。(マイニング暦1週間程度の人間がなにいってんのか。。)

 週単位の Difficulty のグラフをみるとそこまででもありませんが、月単位のグラフを見てみると右肩上がりなのがわかります。


nanopool のイーサリウムの1週間の Difficulty
nanopool のイーサリウムの1ヶ月の Difficulty


私は新参も新参なので、この Difficulty を上げている要因の一人です。スイマセン。。。
今後勝手にイーサリウムの Difficulty が下がることはないとは思います。イーサリウムの価格が Difficulty 以上に右肩上がりなら問題ないのですが、リグを立ち上げたばっかりでいろいろやってみたいお年頃。ZCash を狙ってみることにします。ZCash の Difficulty を見てみると。。。。

nanopool の ZCash の1ヶ月の Difficulty

あんまり変わってないので安定して掘れそうな気がします。

さて、私の環境は Geforce なのですが、GeForce で ZCash を掘るには EWBF が効率が良いようです。他ソフトより 1 - 2% 違うらしい?

私の OS の ethOS には当然のように EWBF が入っています。さすが ethOS。マイニングに特化してるだけあります。あとはちょちょいと local.conf をいじってやれば OK です。

以下が私の Zcash 用の設定です。ethOS の local.conf を以下に書き換えてやれば OK です。

local.conf

# zcash for geforce
miner <あなたの ethOS rig 名> ewbf-zcash
# rig 名は ethOS の左上にある rig xxxxxx って英数字です
maxgputemp 85
stratumproxy enabled
proxywallet <あなたの zcash の wallet>
proxypool1 asia1-zcash.flypool.org:3333
proxypool2 cn1-zcash.flypool.org:3333

globalfan 90
globalpowertune 125
globalcore 1900
globalmem 4652

この config は玄人志向の GTX 1070 用にチューニングしたものなので、他のメーカやのものなら、もっといい値で安定動作するかもしれません。試してみたところ globalcore はかなり影響します。globalmem はそんなに影響しません。他の型番のものだともっといい値がありそうです。

実際に動かし始めて少したってからここにアクセスするといつでも実行中の動きを見れます。
https://zcash.flypool.org/miners/<あなたの zcash の wallet>

さて、設定してから再起動して動かしてみると。。。

Zcash 6GPU


6GPU しか動いてない。。。

なんでやねん。。。。ワイは 7GPU やっちゅーねん。

いろいろと調べてみると、ここ でデフォルトは 6GPU だぜと言っておられる。
miner.cfg の cuda_device に 6 を intensity に 64 を追加すれば解決さ!とのこと。

おいおい、、ethOS で config ってどこよ?ととりあえず下のコマンドを打ってどういう処理が動いているのか確認してみる。


/home/ethos # ps aux | grep ewbf
すると
/opt/miners/ewbf-zcash/ewbf-zcash --config /var/run/ethos/ewbf-zcash.conf

ほほぅなんとなくそれっぽいファイルを発見。こいつをいじればいいようだ。

/var/run/ethos/ewbf-zcash.conf

ここの internsity に 64 を追加して cuda_devices に 6 を追加して再起動してみるも変わらない。なんでだ??どうやら、この conf は毎回起動後に作られる模様。。。。

その後似た内容のファイルを探してみるとようやく大本になる conf 発見

/opt/ethos/etc/ewbf-zcash.conf



ここの cuda_devices と intensity の項目をそれぞれ

cuda_devices 0 1 2 3 4 5 6

intensity    64 64 64 64 64 64 64

にして再起動すると、、、、

Zcash 7GPU

と無事 7GPU で動かすことができました。キャッホー!
3kHash か。うむ、なかなかいいではないか。(この値がいいかはあんまりわかってません。笑)

9 GPU とかお持ちの方は cuda_devices と intensity の部分をそれぞれ追加して

cuda_devices 0 1 2 3 4 5 6 7 8

intensity    64 64 64 64 64 64 64 64 64

とかにすると動くかと思います。

私の環境は 7GPU なので、それぞれ1つづつ追加するだけですみました。

ちなみに intensity は電力です。
1 にすると私の環境ではリグ全体で 1.2kw から 950w 程度まで落ちました。温度もやはり電力に比例するので、まぁ夏場は少し抑え目のほうがいいのかもしれません。
ただ、Hash も 300Hash x7 くらいに落ちたので、Hash が落ちずに電力が上がらない値を探してみると 32 程度だったので、intensity は 32 にしています。
これだと 1.05kW  で 430Hash x7 くらいです。64 だともう少しいったのですが、1.20kW くらい電気がいったので、少し落としました。
また、local.conf の globalcore ももう少しあげれば Hash は改善されるのですが、ちょいちょい落ちてしまったので、やめました。私の GTX 1070 は玄人志向のものなのですが、もっとお高い GTX 1070 ならもっとオーバークロック耐性があり上を狙えるかもしれません。

[追記 2017/10/09]
 * この不具合は ethOS 1.2.4 で修正されたようです。詳細はこちら

いい感じの内容なら寄付を頂けるとうれしいです。
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2017年8月12日土曜日

マイニング開始!

やったりました。
初めてのリグです。(マイニング専用 PC のことをリグというそうです。)
感動。



マザーボード : H110 Pro BTC+
ビデオカード : GeForce GTX 1070 x7
電源 : 750w x1 + 650w x3
OS : ethOS
CPU : Celeron (一番安いヤツ)
Mem : 4GB (一番安いヤツ)
ハードディスクはナシで USB メモリで代用です。

自作 PC は久しぶりだったので、いくつかトラぶりました。

  • CPU の電源をさしてなくてはじめ動かなかった。。。ATX12VI ってところに指すようです。
  • このマザーボードはマイニング用なだけあってマザーボードだけで電源を入れられること。(スイッチが要らないため無駄な買い物になってしまった。)
  • モニタに VGA がなく、DVI-D しかなかった。。結局昔買った GeChic とかいうメーカの ON-LAP という USB から電源とるタイプのモニタが HDMI 端子をつなげるので DVI-D から HDMI に変換して使ってます。
  • はじめ Linux Mint で動かそうと思ってたのですが、ビデオカードに同梱のドライバが Windows にしか対応してなかったため、やめちゃいました。ソースからコンパイルして動くかわからなかったのと、HDMI <-> DVI-D の変換端子買うのに手間取って時間が結構過ぎてたので、実績ある ethOS を選択しました。まぁ個人的に大正解です。笑 (そのうち追加で Linux Mint で組みたいなぁ。。。)

完全に乗り遅れた感はありますが、どこまで楽しめるかやってみたいと思います。